2009年 世界糖尿病デー 社内イベント開催

日本BD (本社:東京都港区赤坂、フランク・フローリオ社長)では本日11月14日の「世界糖尿病デー」に先立って、2009年11月13日に、「糖尿病について学ぼう」という主旨の社内イベントを開催しました。この社内イベントは今年で3回目。

2009/11/14
※プレスリリースは発表時のものを掲示しております。発表後、内容に変更がある場合がありますのでご注意ください。
社員によるブルーサークル
ゲスト講演の様子
BDは、世界糖尿病デーに合わせて、世界各国のオフィスにおいて、社内で糖尿病について学ぶイベントを開催しています。東京赤坂の日本BD本社では、今回、糖尿病の疾患やケアについての社内展示や、運動の必要性をアピールするためのフィットネスセッション、さらに糖尿病デーの意義や糖尿病の現状についてのプレゼンを行いました。メインイベントとしては、糖尿病により失明と透析を余儀なくされ、現在コンサルタントとして講演や執筆活動をされている加藤明彦氏を招いて、患者としてのご経験から、貴重なお話しをご講演いただきました。糖尿病は複雑な合併症を伴うだけに、治療が適切でないといかに重大な結果をもたらしてしまうことになるか、さらに、毎日欠かすことのできない自宅での治療とはどのようなものか、治療に使用するデバイスの品質が患者の方々のクオリティーオブライフにいかにクリティカルなものか、など、大変多くの気付きを与えていただきました。

また、本イベントに先立ち、社員によるチャリティーオークションを企画しました。「寄付になるなら」と多くの出品物が寄せられ、オークションの売上と寄付は予想を上回る45万円に達し、これに会社からのマッチングを合わせて、総額90万円を社団法人 日本糖尿病協会へ寄付しました。
 
今回のイベントに参加した、社員からは、
「正しい治療が行われないことにより、取り返しのつかない重篤な病状に陥るということを改めて聞き、胸が痛みました。もっと広く、糖尿病についての正しい知識を持つことがとても大切なことだと思いました。」
「糖尿病の方々が、どのような状況で治療を続けておられるのか、初めて知りました。治療用デバイスの小さな工夫の一つ一つが、治療を続ける日々のご苦労を少しでも緩和できることになるのだということがわかりました。そしてそのためには、もっと患者の皆様の抱えておられるご要望を正しく理解することが必要なんだ、と強く感じました。」
などという意見が聞かれました。

2009年10月20日の国際糖尿病連合(IDF)の発表によると、2010年、糖尿病の世界人口は2億8,500万人にのぼり、2030年には4億3800万人になると予測しています(IDF Diabetes Atlas 4th edition, International Diabetes Federation, 2009)。日本において継続的に医療を受けている患者数は247万人で、予備軍を含めた糖尿病患者の推定数は2000万人を超えた(2007年度国民健康・栄養調査:厚労省)とされています。

BDは、「世界糖尿病デー」に際し、全社員が糖尿病について学ぶと同時に、私たちの製品をご利用いただいている患者の皆様や医療従事者の皆様のニーズについてさらに深い理解をもち、糖尿病患者の方々のQOL向上に貢献できるよう専心してまいります。