輝度と汎用性の高い新蛍光色素 「BD Horizon Brilliant™ Blue 700」新発売
フローサイトメトリーのマルチカラー解析の精度を向上

2017/09/05
※プレスリリースは発表時のものを掲示しております。発表後、内容に変更がある場合がありますのでご注意ください。


日本ベクトン・ディッキンソン株式会社 (略称「日本BD」、本社:東京都港区赤坂、代表取締役社長 阿知波達雄)は、BD Horizon Brilliant™ Blue 515 (BB515)に加え、新たな色素のラインナップ、BD Horizon Brilliant Blue 700 (BB700)を発売しました。

BD Horizon Brilliant Blue 700 (BB700)色素は、フローサイトメトリー法で使用されるモノクローナル抗体の標識色素として現在使われているPerCP-Cy™ 5.5に代わる色素となり、ブルーレーザーで励起可能です。これまで、比較的輝度が低い傾向があるとされていたPerCP-Cy5.5ですが、BB700が標識された抗体を使用することで、弱陽性の細胞でも高精度に分離・解析することができ、フローサイトメーターによる様々なアプリケーションにおいて使用可能です。すでに発売されているBB515がFITCに代わる高輝度色素として汎用されていますが、BB700の500種近い抗体が加わることで、充実したラインナップで、研究をサポートします。

BD Horizon Brilliant Blue 700標識抗体の特徴
・優れた輝度と汎用性: PerCP-Cy5.5に代わる高輝度色素で、ブルーレーザーで励起可能。
・精度向上: 高輝度の標識で、コンペンセーションも判別しやすくなり、マルチカラー解析も容易に。
・豊富なラインナップ: 488種の抗体が新たに追加。今後もさらに追加される予定。
・ポートフォリオの拡大: オーダーにより、数千種類の標識と抗体の組み合わせが可能。

BB700 蛍光スペクトル(最大励起波長:485nm/最大蛍光波長:693nm)

BD Horizon Brilliant Blue 700は、その優れた輝きにより、フローサイトメトリー法による解析をより確実なものとします。本製品はPerCP-Cy5.5のチャネルで検出が可能なため、新たな設備投資を必要とせずご使用いただけます。

弊社では、再生医療研究などでフローサイトメーターを使用する幅広い研究者へ応用範囲を拡大し、明日の医療の研究に貢献いたします。