「BD Rowa™ ピックアップターミナル」のセミアウトドアタイプ販売開始 
日本初、屋外ターミナルで、処方薬をいつでも受け取り可能に

2021/03/22
※プレスリリースは発表時のものを掲示しております。発表後、内容に変更がある場合がありますのでご注意ください。


日本BD(本社:東京都港区、代表取締役社長:阿知波達雄)は、調剤薬局での医療安全、業務効率、患者満足度の向上に貢献する薬局ロボット「BD Rowa Vmax™ システム」の拡張機能として、この度、非対面で患者さんの都合の良い時間に処方薬を受け取ることができる「BD Rowa™ ピックアップターミナル」のセミアウトドアタイプの販売を開始し、その一号機が鹿児島県鹿児島市の「てらわき薬局城西」に導入されたことをお知らせします。

非対面で、患者さんの都合に合わせて処方箋をピックアップ

「BD Rowa™ ピックアップターミナル」は患者さんが屋外で処方薬を受け取れる装置です。発行されたQRコードをピックアップターミナルにかざすことで、患者さんは都合の良い時間に処方薬を受け取ることができます。また今回導入されたセミアウトドアタイプは、屋外での設置が可能なタイプで、今まで以上に患者さんの利便性が向上することが期待されます。

最新型薬局が鹿児島に誕生

今回ピックアップターミナルが導入された「てらわき薬局城西」には、医薬品の入庫や処方箋に基づく払い出しを自動で行う薬局ロボット「BD Rowa Vmax™ システム」にて処方薬から市販薬までを一元管理し、こちらも国内初の正式販売となる「BD Rowa Vmotion™ デジタル・シェルフ」(電子お薬陳列棚)が導入されています。

「BD Rowa™ ピックアップターミナル」セミアウトドアの設置図
「BD Rowa™ ピックアップターミナル」
セミアウトドアの設置図
「てわらき薬局城西」を開設する株式会社文寿の代表取締役社長、寺脇大氏は、「この薬局の開設は長年思い描いてきた、次世代型薬局実現への挑戦です。患者さんに寄り添うことはもとより、地域に貢献できる薬局を目指します。昨年より、コロナ禍にあって、薬局においても非対面での対応が求められています。最新鋭の薬局ロボット「BD Rowa Vmax™ システム」の導入で、処方薬は正確に、かつ迅速にロボットアームでピックアップされ、薬剤師は対面か非対面かに関わらず患者さんへの服薬指導や健康相談に多く時間を割けるようになります。また、屋外に設置されたピックアップターミナルにより、患者さんは薬局に入ることなく、処方された薬を都合の良い時間に受け取ることが可能です。これからもてらわき薬局は、医薬品の適正使用、安全の確保に取り組みつつ、患者さんやお客様の満足度と利便性向上に貢献する薬局となるよう、取り組んでまいります。」と話しています。

【BD Rowa™ ソリューションについて】

BD Rowa Vmax™ システム
BD Rowa Vmax™ システム
自動入庫払出システム(BD Rowa Vmax™ システム)にて薬局で取り扱う在庫(医療医薬品、一般用医薬品類)の大部分の在庫管理を一手に担います。薬剤師や薬局にお勤めの方々を支援し、入庫、ピッキング、在庫管理、陳列、有効期限管理等の業務から、より付加価値の高い業務へのタスクシフティングに貢献します。また、「BD Rowa™ ピックアップターミナル」、「BD Rowa Vmotion™ デジタル・シェルフ」 と接続することで薬局全体の価値を高め、現場の方々の支援ばかりでなく、患者さんの利便性も向上します。
経済産業省等が共催する第9回ロボット大賞では優秀賞を受賞。日本の調剤薬局に特有のワークフローを解析し、店舗の薬剤師とシステムの共同作業としてソリューションに落とし込んでおり独自性があること、また、イノベーションが従来起こりづらかった分野での提案であることが評価されました。