日本BD(本社:東京都港区赤坂、足利英幸社長)では今日(14日)の「世界糖尿病デー」にあわせ、「糖尿病について学ぼう」という主旨の社内イベントを開催しました。これは昨年に引き続き2回目の試みで、社員有志(約20人)により、赤坂サカス経由で、日本BD赤坂本社周辺のウォーキング(写真参照)を実施し、あわせて社員からの寄付金を集めて会社でマッチングし、その収益全額(約40万円)を1型糖尿病患者団体へ寄付しました。
また社員への糖尿病啓発・教育行事としては、(1)社内展示会と血糖測定の実技、(2)世界糖尿病デーについてのプレゼン、(3)業界メーカーと患者会から、お二人のゲストスピーカーを招いての講演も行いました。今年参加した、社員からは、
「実際に、患者さんのご家族の話を伺って、毎日インスリンを投与する、ということがどんなに大変なことか、注射の痛みだけでなく、さまざまな場面における子供の気持ち、ご家族の気持ちを思うと、改めて考えさせられた。」
「糖尿病がこんなに深刻な病気だったとは知らなかった。世の中のためになること、というと大げさだけれど、自分でも何か役に立てることがある、やらなければ、と感じた。」
などという意見が聞かれました。
今や世界の成人人口の5〜6%となる2億5,300万人が糖尿病に悩まされているといわれています。このまま何もしなければ次世代までにその数は3億,8000万人に昇ることが予想されます。2006年12月、国連総会で「糖尿病の全世界的脅威を認知する決議」が可決され、11月14日が「世界糖尿病デー」と指定されました。糖尿病は、人類にとって体力的にも経済的にも大きな負担となり、色々な疾患を併発する現代の慢性疾患といわれています。その複雑な問題は家族、国家、そして全世界に深刻なリスクをもたらしています。
BDの企業理念である「あらゆる人々の健康な暮らしを応援する」を実現する試みの一つとして「Pursuing Our Purpose」(目的に向かって進んでいこう)という社内的なプログラムがあり、今回のイベントはその一環でもあります。11月14日の世界糖尿病デーは、BDにとって重要な分野である糖尿病について、社員が学ぶためのさまざまなイベントが、世界各地のBD支社において企画されています。
BDは、「世界糖尿病デー」の啓発活動を通して、社員一人一人が糖尿病についての正しい知識を持ち、自身の健康を守り、あわせて日ごろ製品を使用していただいているユーザーの皆様にさらにお役に立てるよう専心し、そして何より、これからも患者のQOLに貢献できるような活動を続けていきます。
[Pursuing Our Purpose]プログラム:BDの企業理念(あらゆる人々の健康なくらしを応援します)BDが意味する、企業活動の目的を社員一人ひとりが認識し、理解を深めるための社内イベントや、さらに実際に外部の団体とともに共同研究・援助・ボランティアを含めた活動をとおして、企業理念を実践しよう、とするプログラムです。医療現場におけるセーフティ、感染制御、免疫、糖尿病などの分野における活動があります。一つの例として、HIV/AIDSの予防に十分な器材や知識がないために、2次感染の犠牲者が耐えないアフリカのザンビアやガーナに、NPO団体等と協力して社員からなるチームを派遣し、現地の人々に安全な医療機器の提供やそれらの使用方法のトレーニングを実施し、安全な医療活動の自立の手伝いをしています。