細菌検査に使用される生培地は、それぞれの細菌が発育しやすい栄養素を含んだ寒天培地ですが、生ものであるため、鮮度が重要です。日本BDは1987年に福島市に生産施設を建設し、国内での需要と品質に対する高い要望に応えてきました。現在、福島工場で生産する生培地は225種類。その内56種類が国内の需要に応じて開発された製品であり、国内生培地の売上の40%を占めています。
これまで採用していた包装は、急激な温度変化にさらされると袋の内側に結露がでることが課題でした。今回採用するSスリーブは、透湿性のある基材を筋状の接着剤で成型したもので、透湿性を持たせたまま製袋加工を可能にしました。新しい包材は、ストライプの頭文字をとってSスリーブと呼んでいます。
Sスリーブの採用により、お客様が使用前に余剰水分を乾燥する手間を省き、使用時の作業効率向上に貢献します。BD福島工場では、今後もお客様の声を反映させた製品の開発、改良および品質向上に取り組んでまいります。