検査結果が陽性と出た場合、事例ごとに感染制御部で検討した上で、接触者の調査範囲を決定しています。
感染危険度指数や胸部X線検査結果を参考に、感染源としての重要度を決定し(表1参照)、最重要・重要の事例では㈵−㈽群の接触者、その他の事例では㈵・㈼群の接触者を調査します。
調査は表2を基に担当医・看護師長が行います。医療従事者の接触者検診に関しては、保健管理センターが行っています。
保健管理センターでは、行政が決めた接触者検診対象者だけではなく、医師の判断で表1から、Aランクの人をフォローし、Aランクで発症者が出たらBランクにフォローの輪を広げるという考え方で行っています。
接触者検診の内容としては、29歳以下の者にはツベルクリン反応検査、胸部X線検査を行っています。
保健管理センター医師が検診内容・スケジュールを決定し、次の受診の時期や検査の内容などを説明しています。
また、受診を徹底するため、随時保健師が個人に受診の連絡を行っています。職員のツベルクリン反応検査は、入職時に二段階法で実施しています。