一方、血液体液曝露報告2328件のうち、いずれの種類の防護具も使用していなかった事例は579件(24.8%)であり、そのうち自由記載欄となっている「状況と背景」の記載から処置やケア前に血液体液曝露の可能性を予測し、適切な防護具を使用することが可能であったと推測できる事例が321件認めた。
ケアや処置の緊急性では、緊急処置であったのは13.6%(316/2328件)で、79.1%(1842/2328件)は緊急を要する処置ではないことからもケアや処置の前に血液体液曝露の可能性があるかを考え、判断し、適切な防護具を選択して使用できることが理想である。(表2)。