1974年12月 真空採血管の使用による敗血症の報告
カナダのオタワにある2病院で、非滅菌真空採血管使用によるセラチア・マルセッセンス(Serratia marcescens)起因の敗血症が5例発生。
[McLeish WA,et al:Contaminated vacuum tubes,Can Med Assoc J,112:682(Mar22)1975]
1975年8月 カナダ医療機器局がバックフローについて報告
カナダ医療機器局は静脈模型を用いた実験を行い、駆血帯を取り外す時に、腕静脈内圧と真空採血管内圧の差により、採血管から体内に血液の逆流(バックフロー)が認められたと報告。医療機器局は正しい静脈穿刺(真空採血管の栓を常に上向きにするなど)の励行が不可欠であると提言。
[Katz L,et al:Evacuated blood-collection tubes-the backflow hazard,Can Med Assoc J,113:208(Aug9)1975]