市場に出回っている多種多様な安全器材を評価する際に、安全器材の定義に加えて、安全機能の概念を理解することも重要である。廃棄容器を使用地点に持ち運んだり設置したりして針だけを落として収容するタイプの器材は、米国では安全器材の定義外であり、付属的な安全デザインとなる2)。
また受動的( passive)と能動的( active)安全器材については、能動的に作動させる必要のある安全機能の方が劣る、あるいは好ましくないということはなく、個々の器材について評価する際に判断材料にして結論を出すべきではないとされている※。
※Workbook for Designing, Implementing, and Evaluating a Sharps Injury Prevention Program(http://www.cdc.gov/sharpssafety/index.html )
「針刺し損傷防止プログラムの計画、実施、評価に関するCDCワークブック」として翻訳版を『Ignazzo』本誌 CD-ROM付録に収載しています。